第3章 確かな恐怖。

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それから何日か過ぎたある日。 愁は毎日俺の隣にいるようになった。 「愁、友達だからってさぁいつも一緒にいたら気持ち悪くね?」 「…別に…。」 愁の目は次第に怖さを増す。 「おれさぁ…もう…お前と一緒にいるのちょっとヤなんだ。」 「え…。」 俺は怖かったけど、正直に話した。 これが何年もつずくとなると絶対にたえられない。 そう思ったからだ。 「そうかぁ。勇次は俺のことをそう思ってたのかぁ。」 「…いや…そんなつもりは…。」 その時だった。 「残念だな…。」 その一言で俺の体は凍りついた。 あの冷たい目…。 いつも冷たさは増していた。 だけど違う。 今日はすごく冷たい。 言葉にならないくらいに…。 「あ…」 「…おれのこと友達とか親友とか言ってたくせに…内心は違ってたんだ。うざいとか思ってたんだ…!!」 「ちがっ…」 「もういいよ…みんなそうだ。かってなんだ。好き勝手にしてさぁ…。仲良くしててもうざいとか思ってるんだ!」 冷たい目にへらへら笑う顔。 それにこいつ、言いたい放題…。 俺だってお前にさんざん…! 「そうだよ…俺はお前なんか…!!」 怒りがでてきて、俺は途中まで言って、走ってその場から逃げた。 なんなんだよ… なんであいつは… なんだよこの凍りつく背中… 怖い怖い…あいつは絶対俺を恨んでるんじゃないか!? なにかするきだ…!! なにか… 俺は前の先生と生徒が死んだことを思い出した。
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