第3章 確かな恐怖。

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そういえば… 『遅いよ勇次~』 『ごめんごめん。先生の話が長くてさぁ』 『そう…。後で言っとく。』 『あ、勇次~!明日放課後サッカーやろうぜ!』 『いいよ。』 『何話してたの?』 『明日放課後サッカーやるからさ、一緒に帰れない。』 『そう…。フーン…。』 愁は何か変だった。 だって死んだのは先生と生徒…しかも、おれに話してきたやつと俺が…。 考えただけでもぞっとしてきた。 あの、愁の笑い方…。 愁が殺したのか? そうかもしれない… 愁は何者だ? 危険だ… 次は… 俺…かもしれない…。 あいつは…愁は… 人殺しなのかもしれない…。 どうしよう… どうしよう… 次は俺だ… 愁がもしも人殺しなら、おれはつぎ、殺される…。
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