第4章 夢。

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ちがう…だから… 『本当はいやでいやでうざくて、友達なんかくだらないとか思いながらいたんだろっ!?』 ドカッ… 愁がおれの腹をける。 俺は後ろの何かにぶつかった。 『愁…俺は……ホントは…』 『聞きたくない…友達だと思ってたのは僕だけだったんだ!?笑っちゃうよね!?信じてたのにさぁ…。』 『おれはお前のこと親友だって思ってたさ!!愁が誤解したんだろ。だからさぁ…』 『ふーん…死ぬのが怖くなったんだ。』 『ちがっ…』 『もう痛いのはいやだって? あはははははは』 いま目の前にいるのは誰だ? 愁なのか?これがほんとに? 人じゃない…。 愁は人じゃない…。 『でもさぁ、僕のほうがよっぽど傷ついた…。』 ? 『信じて信じて裏切られて…散々だよ…。 うざいならはっきりいってもしかった。』 『え…』 『嘘。言っても言わなくてもわかってたよ…。 だからこれを最後にしようと思った。勇次でね。 勇次が僕を信じてくれたら僕もまた、誰かを信じようと思った。だけど止めたよ。 勇次は僕を信用してない!! うざいって思ってる!!』 ちがう! 『もういいよ。 僕はだれも信じないから。 もういい。皆僕を裏切るんだよ。』 『しゅ…』 『バイバイ勇次。僕は裏切り者はいらないんだ。 僕は一つ学んだよ。 友達って書いて裏切り者って読むんだ…。 バイバイ………。』 グサッ グサッ グサッ 俺は意識を失った。
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