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俺は坂本 勇次。
今日はココ、西山中学校の俺のクラス。2年B組に転入生が来るのだ。
「勇次ー!!サッカーしようぜ!!」
「おー!!いくいく!!」
俺は、はりきって運動場に出た。
30分ぐらいしたら、
キーンコーンカーンコーン
授業の始まりのチャイムが鳴った。
俺はチャイムと同時に、教室へ走って行った。
たぶん、転入生がきになったからだ。
「さー皆、席に着けー。今日からこの、2年B組に入る友達を連れてきた。」
「先生が連れてきたんじゃなくて、転入生でしょー」
「アハハハハ!」
とみんなは笑う。
「いやいやいや、教室まで先生がなぁ・・・」
「そーいうのいいから、転入生!」
先生の話をちょん切り、委員長がいった。
「そーだよ、転入生ー!!」
「みしてみしてー」
「わかったわかった。中野君、入って。」
先生の声と共に、その「中野君」が入ってきた。
「こんにちわ。中野 愁です。よろしくお願いします。」
かたい挨拶をして、中野君は先生に席を案内され、俺のななめ右前に座った。
「よろしくな!俺、坂本 勇次。勇次ってよんでくれよ!」
俺があいさつすると、中野君も、
「僕は、中野 愁。愁って呼んで。」
2度目の自己紹介をして、おれは早くも愁と友達、いや、親友になった。
それから、半年。
俺は、3年になった。
愁も同じクラスだ。
でも、この頃愁が、俺に対して睨む時がある。
それも、俺がクラス奴らと話してる時だ。
クラスのやつら以外にも俺が愁以外と話してるとき、愁は俺を睨んでくる。
「勇次。」
話してきたのは愁だった。
「なんだ?」
「今日、一緒に帰ろう。」
「いいよ。じゃあ、放課後靴箱な。」
「うん。」
普段はこうもおとなしく普通なのに・・・。
どうしたんだろう・・・。
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