第2章 異変。

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学校へ向かうと、生徒たちがざわざわしてる。 俺は一人の生徒に 「なにかあったのか?」 と聞いた。 すると、 「3-C組の先生と男子生徒一人が死んだって。同じ場所で…。」 「場所って?」 「…運動場。」 「それで?」 「…すごく醜く死んだそうよ。包丁で何度も刺した見たい。内臓とか…全部ぐちゃぐちゃで…口なんか舌は切られてるし、唇はないし…歯はボロボロだって。」 「…そうか…。教えてくれてありがと。」 俺は考えただけで吐き気がした。 「何で死んだんだろうな…。」 俺は愁を見た。 「!」 今、明らかに俺は震えているだろう。 愁はこの状況で…笑っている。 なんてやつだ。 「愁…。」 俺がそういった時、愁が言った。 「理由?決まってるじゃん。僕の親友を取ろうとしたからだよ…。クスクスクス…」 腰がぬけそうになった。 愁の目は冷たく、口に手を当てて笑っている。 こいつは…もう人じゃない。 心はあるのか?
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