プロローグ-眠り続ける少女-

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そんなある日、見回りをしていた看護師の谷さんに見つってしまった。 谷さんは悲しそうな顔しながら俺に言った。 「陽一君、その子はずっと眠っているから起きないよ?」 「うん、いいの・・・この子淋しそうにしてたから毎日話かけてるんだよ。ダメかな?」         「私はいいことだと思うわよ!友達が一人もいないなんて寂しいだろうし・・・これからもお願いね!」 そう言い残してまた仕事に戻っていった。
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