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インターホンを鳴らす。
はーいと中から若い女性の声。
思わずドキドキする。
ドアが開いた。
「はい……あら?どちら様ですか?」
出てきた女性は俺を見て首をかしげる。
10代後半に見え、艶のあるロングの黒髪。整った顔立ち。
俺は顔が熱くなった。
「き、今日からここに住まわせて貰うことになった天上です!」
つい声が大きくなる。
喉が渇いて水を執拗にほしくなった。
「あーはい、母から聞いてます。同じ学年の男の子が来るとか。
私は御手洗菜月です。名字が少しコンプレックスなので、名前で呼んで下さいね」
菜月と名乗った女性はほんのり顔を染めて笑った。
同じ学年…か。
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