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…バンッ!!
「ちょっと!どういう事か、私にちゃんと分かるように説明してよね!?」
机を思いっきり叩き、大きな声で叫ぶ私に、お父さんは宥めるように話し出した
「わっ…分かった!分かったから、花梨。とりあえず落ち着きなさい」
―――……………
―………
あの後、ワケが分からないままジュリアは家に泊まり…
「ちょっとジュリア!ジュリアの部屋はちゃんと客室用意したんだから!」
「いいえ~陽介と一緒に寝るからいいでござるよ?寒いしね?」
「…!!な~んでちゃんと部屋があるのに、お兄ちゃんと一緒なのよ!いいから離れて!こっちで寝て下さい!」
相変わらずお兄ちゃんの腕に、ベッタリと張りついているジュリアをお兄ちゃんから離した
そんな私の様子を見たお兄ちゃんは、私を落ち着かせるように口を開いた
「花梨…とっ、とりあえず落ち着けよ?」
「私はちゃんと落ち着いてるわよ!」
だって普通に考えてありえないでしょ?
なんでジュリアがお兄ちゃんと一緒の部屋で寝るのよ!―…本当だったら今頃はお兄ちゃんと…
そう考えると、益々怒りが込み上げてきた
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