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少女が目を覚ますと、そこは駅前の交番だった。
どうやら気を失い、介抱されていたらしい。
布団に横たわったまま視線をさまよわせていると、警察官らしき人が部屋に入ってきた。
「お、起きたようだね。大丈夫?君は駅の前で気絶して倒れていたんだ。」
「あ……すいません………」
恐縮し謝ると、警察官は笑いながら答える。
「いやいやいいんだ。ただ今朝もあんなことがあったばかりだし、何であんな場所で倒れていたのか教えてくれるかい?」
少女は一瞬目を伏せるも、素直に答えた。
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