愛しいものの元へ

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「はぁっ、……はっぁ、XANXUS……っ」 「………カス」 ほどけないくらいに絡めた舌を離し、銀の名残惜しい糸を引きながら唇が解放された 今まで息苦しかった分、肩を上下させながら思いっきり息を吸う 「…………とか」 「はぁっ…えっ?」 ハァハァと息を切らし、苦しそうな呼吸を繰り返す俺を見ながらXANXUSは言った 「すぐ赤くなるとことか、感じやすいとことか、……すげぇ可愛いと思ってる」 「へっ……あっ…!!」 「愛してる」 驚きでまた変な声をあげてしまった。 まさか本当に言ってくれるとは思ってもみなかったから、そんな思いがあったせいか一瞬、空世辞なのではないか、と疑ってしまった だが、XANXUSの瞳を見るとそんなことはないと確信できた。
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