愛しいものの元へ

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真っ直ぐ、俺だけを見ていて、俺だけを写している。嘘などの不純なものは入る隙などなかった 「XANXUS…」 「こんなので、よかったのか?」 ハッ、と嘲笑うXANXUSは、俺から目線を外すことはなかった。俺もそれに答えるように狂信的な愛を瞳で訴えかける 「これで「言葉」は一年分だろ」 「1ヶ月分だぁ…」 「欲深なカスだな、贅沢だぞ」 「いいだろぉ?これまでくれなかったんだし」 もう不安なんかなかった だって俺はこんなに愛されているのだから、 「もっと、くれよ…」 そう言って強気に誘うと、求めていた熱に唇をまた貪られた。 それは、今までで一番激しく、最高に気持ちよかった END
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