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曲(激しいROCK)MAX→CUTのようなFO
と同時に明るくなる
上手に机。豪華なリクライニングに座りもたれ掛かる男1
男2下手よりダァッシュで登場
SE(ガチャ)
男2:あっ
男1男2目が合う
男2、急いで下にはける
SE(ピーンポーン)
男1:いやっ!逆だからっ
男2入って来る
男2:すみません急いでいたもので、ピンポン忘れました…(間)ではもう一度…
男2引き返す
男1:え゙っ
男1勢いに負けて頑張ってリラックス
しばらくして男2走ってくる。一度立ち止まって
SE(ウイーン)
男2走って男1の元へ
男1:えっうそっ!(間)…ま、待った!音響さん!
男1ブースに向かって叫ぶ
男1:うち、自動ドアじゃないから!
間
曲CI(CHICAGO/HARD TO SAY I'M SORRY)
男1、男2聴き入る
男1:お、おぅ。。。懐かしい。CHICAGOのHARD TO SAY I'M SORRY、素直になれなくて(邦題)…か。なかなか良い選曲じゃねーか。昔彼女と別れた時にエンドレスリピートしてたっけ。泣かしてくれるぜ、音響さんよぉ
男1しんみり、微かに涙も
男2こっそりブースに親指を立て、ひそひそと
男2:ぐっじょぶ
男1:は?
男2:いえ、何も
男1:まいーや、音響さんの熱い想いに負けたょ。うち、今日から自動ドアになったから。よろしく。
曲、緩やかにFO
男2:はーい
と言いつつブースにウインク
間
男1:で、あなたは?
男2:うちは普通のドアです。
男1:いゃいゃいゃ…
間
男1:我が鈴木弁護士事務所に来た理由を10文字以内で述べよ。
男2:あ、そうだ。えっと…
男1:はい、10文字
男2:えっΣ(´Д`;)
男1:「あ、そうだ。えっと…」ほらぁ
男2指折り数えながら
男2:あそうだえっと
男2:7文字じゃないですか!
男1:句読点が足りない!
再び指折り数えて
男2:なるほど。あ、(てん)そうだ。(まる)えっと
男2:…でもまだ9文字です!
男1:違ぁう!
男1指折り数えて
男1:あ、(てん)そうだ。(まる)えっと…(てんてんてん)だろ!
男2:てんてんてん!?
男1:あっただろさっき!「えっと」の後の哀愁?ってゆーか考える間、みたいな?
男2:そんなぁ…
男1:ほれ!「そんなぁ」の後のてんてんてんだょ!
男2:あぁ!なるほど。
男1ぼそっと
男1:わかったんだ…
男2:…で、でも、「てん」が一文字なのに「てんてんてん」は一文字なんですか?
男1:そうだ。一文字だ
男2:なぜですか!なぜか理由を10…
男1:うるさい。とにかく、我が佐藤弁護士事務所に何の用だ
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