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『何をする気なんだろう…?』
私は少し心配になりながらも、2人の様子を見守った。
「いたぞーっ!ここだっ!
かかれぇぇぇぇ!!」
と、急に大声がしたと思ったら、前後左右から、上官の命令がかかったボディーガード達が一斉に襲いかかってきた。
「あ、危ないっ!!!」
私が思わずそう叫んだ瞬間
「天魔・空龍閃!」
黒髪の男の人は、何か技の名前の様な事を叫び、自分の持っていた刀を鞘から抜き、振り上げた。
刀はうなりを上げ、何と、大きな龍を生み出した!
その龍は、黒髪の男の人の周りにいたボディーガード達を、次々と戦闘不能にしていった。
あちこちから「ぐぁっ!」「うぁぁ!」などの悲鳴も聞こえる。
『…な、何あれ?龍が刀から出てきた!?しかも自分で勝手に動いてる…!』
私は、驚き過ぎて何も言えなくなってしまった。
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