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途端にレオは目を輝かせて
私に近寄った
薄い緑の黒い瞳が
まっすぐ私を見つめる
「タマゴサンドも
入っているよな？」
「タマゴもツナマヨも
入っているって、
いいから手を洗って来る。」
洗面所へと消えるレオを
見送って私は
本日二度目のため息をつく
「フツーはあんな
態度をとられたら
ドキドキするんだろうけど…。」
恋愛感情と言うより
ダメな弟を見守る姉の気分ね
自分より一歳年上の
少年の事を考えてやれやれと
三度目のため息をついた
レオナルド・バーバジルは
洗面所の蛇口から出る
生ぬるい水で顔を洗うと
ツナギを脱ぎ捨て
普段着に着替えていた
茶色のカーゴパンツに
白いＴシャツ
お気に入りの黒いジャケット
なんとなく暗い配色だが
部屋着はシンプルな
物に限ると
大して見た目には
こだわっていない
どうせ誰にも
見られやしないのだし
ケイに見られても
別に恥ずかしくない。
……これが下着だけとかなら
さすがに焦るけど。
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