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「って……あれ?頭ん中を見た……?どうやって?何で?」
尋ねると要はふぅっと息を吐き出した。
「……内緒」
「またかよ!」
ツッコミを入れると、要は悪戯めいた笑みを見せた。
「冗談はさておき……お前、学校は?」
「え?あ……あーっ!もう15分じゃん!2時間目に間に合わねば」
慌てて食パンを口にくわえると、カバンを持って遙は家を出て行った。
「行って来まーす!」
慌ただしい息子にため息をついてから、要は眼帯にそっと触れた。
「……」
しばらく押し黙っていると、やがて立ち上がった。
「さて、と……家で仕事でもするか」
寝室に入ると、要はパソコンを立ち上げた――。
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