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私はその封筒と携帯と念のため生徒証明書を持って急いで家を出た
桜木学校とは私の通っている学校である
普段歩いて30分かかる
走れば余裕で間に合う
でも、もし間に合わなかったら…
私は死ぬかもしれない
だから出来るだけ急いでいるのである
途中人にぶつかったが謝っているどころではない
そして、急いでいる時に限って信号は全部赤
この時間帯では車通りが多くて信号無視が出来ない
いつもは信号が全部青である
私は焦りながら急いで学校に向かった
現在5時58分
着いた…
なんとか間に合った
そして学校には何人か集まっていた
その何人かは皆この学校の生徒であった
何故わかったか
それは全員クラスメイトだからだ
そして私はこの中にいてほしくない人が居た
麻美「癒奈!」
癒奈「麻美!」
そう、私の親友であった
癒奈「麻美も?麻美もこの手紙来たの?」
麻美「うん…出来ればこんなのは私だけであってほしかった…」
癒奈「私も…そう思ってた…でも、麻美まで…」
いつもの明るい癒奈はここにはいなかった
そして、1人暗い校舎から歩いてくる人物がいた
それは
校長先生であった
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