崩壊

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『優は純が大事やねん!』 駄々をこねるこどものように 反論する優。 優しく背中を撫でてくれている お姉ちゃんの手を払いのけて 自分の部屋に 逃げるように入った。 布団に入りこみ 声を上げて泣いた。 お姉ちゃんの言った言葉も 投げ捨てて お姉ちゃんの優しさを 蹴り飛ばした。 優は最低だ。
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