第1話

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俺は改札口へダッシュした 改札口へ到着するとあることに気づいた 「財布忘れた!」 やってしまった これは遅刻するしないの問題ではない 俺はケータイを出して親に連絡しようとした 「プルルルル プルルルル ガチャ どうしたん?」 「財布忘れた! 車で学校まで送ってくれ!」 「…ハァー しょうがないわね」 「ありがとう! ホンマにありがとう!」 「今回だけよ プツッ ツー ツー」 ふむ…‥ これで何度目の『今回だけ』だろう? ま、どうでもいいけどね 俺は駐輪場へ向かい、駐輪場で自転車に乗って家に向かった 家の前では既にお母さんが車に乗って待機していた 俺は自転車をしまって車に乗った 「お待たせ!」 「待ちたくなんかなかったわよ」 「すいませんでした」 「じゃあ2ヵ月間肩たたきと肩もみね 1日忘れるたびに1週間追加で」 「お…仰せのままに」 親には逆らえない 「…‥あんたの反抗期はいつくるのかしらねぇ」 何を心待ちにしているんだこの人は
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