第1話

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―車で送ってもらうこと約20分 学校に着いた 「授業まではまだまだ余裕がある… お母さん、ありがとう」 「肩たたきと肩もみ忘れちゃだめよ」 「はいはい」 俺は車を降りた 「劉斗」 「何?」 「異色と異色は?」 「『惹かれ合う』でしょ わかったって」 「よろしい」 ったく、スタンド使いじゃないんだから 「じゃ、行ってきます」 「行ってらっしゃい」 俺は校門へ向かった 俺は校門をくぐり教室へ向かった 教室についた俺は自分の席に鞄を置いて図書館へ向かった …‥まだあいつは来てないのか? 司書の加藤さんに聞いてみることに 「加藤さん 黎秦まだ来てないんですか?」 「神崎君? 神崎君は…‥」 加藤さんはゆっくりと俺の後ろを指差した まさか! 俺は腹を防ぐように構えながら振り向いた 振り向くと同時に腹に軽いパンチが飛んできた 「さすが劉斗 俺のパンチを防ぐとは」 「慣れってやつだよ」 「そうか じゃあこれはどうだ?」 黎秦はそう言いながら右ストレートを繰り出した 俺はそれを防ごうとした 「あまい!」 黎秦は急に右手をひっこめて左ストレートを繰り出した 黎秦の左ストレートは俺の胸に当たった 「クソッ! 今度は俺の番だ!」 「お前が俺に勝てるとでも?」 「勝てる気しねぇ!」 「図書館では暴れないでね~」 「「あ、すいません」」
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