(🌱)song 11

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閉じた傘の先っぽで 曇り空なぞったアーチ この竦んだ世界に 誰か素敵な色を たしてくれないか 雨上がりの街 飛び交う希望の粒子を 吸い込んだ春の日差しが 集めた七色の色 もうすぐ君は旅立ちの時 その心 締め付ける 不安や迷いを ほどく光のような 言葉 僕は 見つけられるかな 遠ければ遠いほど 鮮やかな虹の色 心の盾に描いた 夢は今も夢のまま 近付けば 近付くほど 見えなくなってゆくけれど 消えたんじゃない 痛みのなかに 君は今 包まれているから 3色のクレヨンで なんだって書けたのに 100色の絵の具 目の前に 被写体が決まらない この瞳が忘れた色 探して屋上で1人 眺める空に 愛よりも もっと 深い夢より 強い 色を 僕等 見つけられるのかな 遠くまで届くのは 悲しみ越えたメロディー 瞳閉じれば 心は ドアとドアで繋がってる いつまでも忘れない 喜び満ち溢れた日々 消えたんじゃない 記憶の中に 君との思い出だけで 生きている 遠ければ遠いほど 鮮やかな虹の色 心の盾に描いた 夢は今も あの虹のように 近付けば 近付くほど 見えなくなってゆくけれど 消えたんじゃない 痛みのなかに 君は今 包まれているから ただ一筋の願いが 無限の思いを乗せて 透明な虹をかけてる
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