ミッション3:中途半端な落ちこぼれ

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「うるせぇな。学校なんて部活行くとこだろーが。黙って行けばいーんだよ」 それ絶対的に違う……学校はお勉強するところです!!恵梨の放った言葉に真摯にスケボーとローラースケートは思いましたとさ。 「まあお前はそうかもしれねえけど俺にしてみれば学校なんて遊び場だぜ」 だからそれも違う……!!昴の頭を手があるなら思い切りスパコーンと音を立てて殴りたいと思う二人だった。 「部活入らねえからそうなんだよ。全くよ~!!」 二人はなんだかんだぐだぐだ言いながらも今日もそれぞれの学校に向かうのであった。 さっさと行け。 「おー今日も遅刻スレスレだなご両人」 「黙れモヤシ」 「昴は最近どういう風の吹き回しだ?いつも早いな」 遅刻ギリギリでやって来る薫と俊に昴は最近主流になった挨拶を交わす。 「正義の味方は色々と忙しいんだよ」 ニヤニヤとしながら昴は二人に返した。 「正義の味方ねー…またお前は意味不明に人助けでもしてんのか?何の得もねえのに」 薫はめんどくさそうに昴にそんなことを言ってくる。 「そう言うなよ。俺はそのお陰で今、絶好調なんだ♪」 昴はご機嫌だ。まあ薫にしてみれば人助けの何が楽しいかなんて理解出来ないだろう。 「まあお人好しもほどほどにしろよ」 俊が苦笑混じりにそう言った。 「大丈夫だって!!」 何の自信かは分からないけれど、昴は自信満々に返す。 最初と違い、一人じゃないことも昴にとっては大きな力となっているようだ。 (まあやる気なのはいいことなんだけどな) スケボーはもうちょいこのやる気を勉学に向けてくれたらなといつもながらにそう思う。 ソレは多分無理なことも本人が一番身に染みて分かっているから救いようがないんだが。
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