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「今日は体育はねぇのか…つまんねぇな…」
時間割りにパッと目を移すと座学ばかりなのにうんざりして思わず呟く昴。
「もうすぐ期末テストだぞ。お前らはちゃんと勉強した方が良いと思うけどな…」
「またまた~俺が勉強するわけないだろ?」
そこ…自信を持って言うところじゃないのだが…注意をした昴の友人、俊もだったがスポーツバッグに入ったスケボーも心底呆れている。
「もう少し頭が良ければいい女捕まえられるのかなあ…」
「その性格を直さない限りモテねーよ」
「身も蓋もないこというんじゃねぇよ!」
昴は俊に対しては尊敬しているのか雑ではないがどうにも薫に対しては雑なのであった。
始業のチャイムと共に教師が教室に入ってきた。喋るのに夢中になっていた生徒たちも静まりかえって前を向く。
「今日は空きになっていた副担任を紹介するぞ~」
そういえば副担は妊娠したとかで産休を1週間前くらいからとったんだっけ…今度は可愛い先生だといいなあとボヤボヤした頭で昴は黒板の方を見た。
「黒柳 英之助(くろやなぎ えいのすけ)先生だ」
「……」
そこに現れたのはきっちりスーツこそ着てはいるがどこからどうみてもあのクソジジィである、、、
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