ハネナシ
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◇◇◇ いつものように水平線をながめていたら、どこまでが海で、どこからが空なのかわからなくなってきた。 水平線の彼方、海と空の境に見馴れない白い光を見た。 どこまでも遠くてこれほどまでに近い、そんな光は確かに近づいてくる。 「――――――――?」 長い間一点だけを見つめていたからかな、なんだかまぶたが重くなってきた。 ふかふかの砂のベッドで、少し寝よう。
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