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こいつはタイキ。俺の幼なじみでオーキド博士の孫である。
「あぁ」と短く答えるとタイキは楽しそうに笑った。
「おぉよく来てくれたなぁ、ユウ」
博士は今年で68歳になるらしいが、とても元気な人だ。
「さぁて、お前達を呼んだのは頼みたいことがあってのぉ」
「勿体ぶってないで早く言ってくれよ、じいさん」
「なぁに、そう焦るな」
そう言うと博士は机の引き出しの中から赤い電子辞書のような物を取り出した。
「これは“モエモン図鑑”といってなぁ」
と説明する博士。
この機械はこの世界のあちこちにいる生物。“モエモン”のデータを保存する機械なのだが、データを入れるにはそのモエモンを捕まえなければならないらしく、博士は年老いた自分の代わりに俺達にそれをやってほしいらしい。
「もちろんタダでとは言わん」
と言うと博士は三人の少女を連れて来た。
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