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「んあーお腹減った。」
「しゃっしゃべった!!!」
やっぱり人か?
捨て子?
猫よりもっと無理だぞ!!!
「・・・・・?」
うわ...なんかこっち見てるし。
早く家帰らなきゃ....
「ねー」
うわ――――!!!
話かけられた―!!!
「な..なんでしょうか。」
「お腹減った。」
こいつやたら小さいけど...何歳なんだ?
しかもこの小ささだったらもうちょっとふっくらしててもおかしくないよな?
ってかしゃべれるって時点で変だろ。
「お前....いくつ?」
「食べ物くれたら教えてあげる。」
んだと――!!!
こいつ生意気だな...
「無理。何も持ってないし。」
「家にあるだろ。」
しゃべり方まで生意気―――!!!
「家連れてけないし。」
「う゛―――お腹減ったお腹減ったぁ――!!!」
「わめくなっ!!!」
「お腹減っ....た....」
「お、おい。」
「キュ―――・・・」
「・・・・」
なんでこうなるんだよ。
仕方ない・・・
連れて帰るしかないのか・・・
いやでも
でも見捨てるわけにいかないか。
死にそうだし
こうして俺はこいつを連れてかえるはめになった。
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