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ガチャ 「ただいまー」 「お帰りー。遅かったじゃない。」 すべてこいつのせいだ。 連れて帰る決心をしたあと 俺はこいつを段ボールごと持ち帰ってきた。 人とは思えないくらい軽い。 「なぁ。母さん。なんか食べるもんある?」 「食べ物?あるけど、夜ご飯もう少しなんだから我慢しなさい。」 「いや....そうでなくてですね....え―っと」 "ガタッ" 「なに?今の音。」 やべっ!! "ガタッガタッ" 「何かしら....ってあんた何持って・・・」 「いい匂いー♪」 ヤバーイ!!! 「・・・・・今、あんたしゃべった?」 「そっそうだよ!!」 下手な嘘。 こんなのすぐばれるだろー!!! どーすれば... "ガタッガタッ" 動くんじゃねぇ!!! 「その箱なにが入ってるの?」 「えぇっと...」 どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう 「ご飯だぁー!!!」 ギャ――!!喋んな―!! 「弘太。あんたにそんな高い声出せないでしょ!!」 「いや..頑張ればだせる...」 聞き苦しい言い訳。 「おい。お前!箱あけろ!!ご飯食べたいー!!」 "ガタガタ" 暴れるな!!! 「何が入ってるの。正直にいいなさい。」 おーこぇ.... 「ご飯~・・・ご飯っ!!」 ズボッ 「あ」 「キャ――――ッ!!」 最悪だぁ....
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