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「ミューちゃんはどこから来たの?」
一番気になる!!
「んー。空の上。」
「「は?」」
「落ちてきた。」
「はい?」
落ちてきたって
ってか空の上?
頭いかれてるだろ完璧。
「いかれてない!!ほんとだもん!!それに小さいのも今だけだ!!」
「今だけって?」
「10歳すぎたら人間の10歳と同じくらいになる。」
人間のって...
やっぱこいつ人間じゃない!!?
だとしたらなに?
おばけ?
いや足ちゃんとあるし
「ミューちゃんは人間じゃないの?」
「違いますよ。」
「じゃあなんなんだよ。」
「天使。」
「え?」
「あ?」
「私は天界から落ちてきた。いや落とされてきたの。おじさんに。」
「・・・・・・」
妄想?
いや...でも...
なんかわかる気がする。
こいつがほんとに天使なら
やたら身長がちいさくても
大食いでも
俺の思ったことがわかるのも
俊足になったのも
名前が片仮名なのも。
おかしいことじゃない。
「じゃあミューちゃんは飛べるの?」
「・・・私はまだ全然魔法が使えないんで飛べません...」
じゃあさっきのジャンプ力はなんだよ。
段ボール突き破って飛び出してくる威力はあんだな。
「ハイジャンプなら得意です!!」
「ミューちゃん可愛い――!!天使なら行く所ないでしょ。ならこの家に住まない?」
「は?無理。イヤだ!!俺は全然イヤだ!!」
「いいんですか?なら是非!!」
「キャ―嬉しい!!私女の子欲しかったのよねー」
・・・・たしかにこの家男ばっかだ。
父さん・俺・弟
に母さんだからな
でもヤダ!イヤなものは絶対無理!!
「部屋は客間があるから使っていいわよー!あ、ミューちゃんお洋服ないわね。明日買いに行きましょうか!」
「はーい!!」
そんなこんなで
こいつ。いや天使のミューとの
同居生活が始まった。
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