ある日の朝

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「お母さんもお前に言われてカラードをすぐに病院に連れていったんだよ・・・でも、すでに病気が進行していてね〰・・・嘘をついてしまったことを許しておくれ」 「でも・・でもぉ・・・」 「代わりに新しい犬を買ってあげるから・・・」 と言ったが 「やだー、カラードじゃなきゃダメなんだ」とわがままを言う息子を見て 「亡くなった動物はもう帰っては来ないんだよ・・・」と厳しくも母の優しい言葉が余計にむなしくさせるのであった。 「じゃあ、せめてカラードに最後のお別れをさせて」と言う息子にどうしたものかと悩む母であった。
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