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息子はカラードに会えて泣きながら何か話していた。
「カラード会いたかったよー」と泣きながらカラードに問いかけていた。
するとカラードとの最初の出会いや楽しい思い出、悲しかった思い出が次から次へと思い返していた。
いつも「カラード」と呼ぶとわんわんと鳴いて喜んで僕に抱きついてくることももうない、毎朝カラードに会って「カラード行ってくるね」ということも、もうなくなったのである。
その後も思い出す程にどんどん目からは涙がこぼれるのであった、そして、お母さんは「もう、閉店時間だからカラードを持って帰りましょう」と言う。
カラードを連れ、家に帰る車の中でカラードを撫でながら静かに見ていた。
家につき、ベッドにいれてあげ、最後の夜を過ごした・・・
深い眠りに入り、カラードの夢を見ていたのであった。
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