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「全く……、しょうがねぇなぁ………。よし!行ってこい!帰って来たら、またこの店に寄ってけよ!!」
「ああ!!」
なぜかわけも分からぬまま、他の客達からも歓声が巻き起こる。
「おい坊主!頑張って行って来いよ!!」
「必ず帰って来てね!」
次々と客席から巻き起こる歓声に、エドワードもアルフォンスもなぜだか晴れ晴れしい気持ちになる。
「あ……、ありがとうみんな!」
「ボク達、必ずこの店に帰って来ますから!!」
ワー!!と言う歓声に見送られ、エドワードとアルフォンスの二人は店を出る。そして走り出す!が、しかし………、
『グゥゥゥゥゥ~~~~………』
「………あ……………」
一同、その場で凍り付く。
「……今のでかい音、兄さん………?」
「あー……、わりぃ、腹減ったみてーだ!あ………、あはははは………は………」
「はははは………」
乾いた笑いが店の外で巻き起こる。
「おじさん、とりあえず、店でメシ食ってくわ………」
「……へい………」
結局、ノリのいい出発を迎えたエドワードとアルフォンスだったが、また店に逆戻りする事になったのであった…………。
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