第二章 死の森

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  「誰かの落とし物かなぁ……?にしてはずいぶんと不自然に置かれてるし………」 そんな事を考えているアルフォンスをよそに、エドワードは置かれている地図へと勢いよく走って行く。そして……、 「あ!!兄さん危ないよ!!ひょっとしたら罠かも!!」 「平気だって!だいたい、誰も近づかないようなこの森に罠なんて仕掛けられてるはずが…………うわぁぁあ!!!!!」  「兄さん!?」  エドワードが地図を手にした途端、その足下が大きくぐらつき、エドワードは突如自分の足下に現れた落とし穴に落ちてしまった。 「うぅ~~~、いててて~~~………、っちっきしょ~~!!どこのどいつだ!!こんな森の中に罠なんか仕掛けるヤツは!!!!」 落とし穴の底で、エドワードは自分の尻を左手でさすりながら、右手の拳で地図を握りしめつつ、わなわなと震わせている。  「兄さーん!!大丈夫~~!?」 すると、頭上からアルフォンスの声が聞こえ、エドワードは上を見上げた。  「大丈夫だ――!ずいぶんと下まで落ちたみてーだけど、すぐに底土錬成して上に登るから待ってろ!」  「わかったー!」      image=232015601.jpg
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