182人が本棚に入れています
本棚に追加
「……なぁウィンリィ、まだ起きてるか………?」
「……うん……」
焚き火の消えた暗い森の中、空にはポッと月明かりが照らし出され、満天の星空が輝いている。
エドワードは両腕を上に上げ、その腕を中へと折り曲げ、頭を支えるようにしてその腕に頭を乗せて上を向いている。
ウィンリィも、エドワードの隣で横向きになって寝ている。
向きは、エドワードの方向だ。
そして枕代わりに、自分のカバンを使っている。
布団は、エドワードの赤いコートを錬成し、長方形の布に変形させて使用している。
そして、そんな二人を見守るようにして、アルフォンスは横たわっている丸太に腰を掛けていた。
最初のコメントを投稿しよう!