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外は晴れているが、俺の心にはモヤがかかる。
「あー、だり…」
授業なんて時間の無駄遣い以外の何ものでもない。
時計を見ると、授業終了のチャイムまで残り２５分。
思わずため息が出る。
ノートに目を落としていると、隣から
「なんだー、ため息なんかついて、恋か？恋なのか？」
天宮 勇。生意気にも真っ黒な髪をワックスで固めている小僧。
自分で言うのもなんだが、まぁ、親友である。
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