Story:Ⅰ

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いやいや、決して仲良く食べてるわけではないが…。 「待てよっ」 部屋を出てから、肩を掴まれ…元恋人かと思って振り向いたら、こいつだった、って訳。ちょっと付き合え、と連れてこられたのがこのファミレス。 「で?何で追いかけてきたの?」 「えっ?…う~ん、なんとなく?」 …………。 何で疑問系なんだよ!しかも追いかけてきて、謝るでも弁解する訳でもないし!まぁ誤解だなんて言われても、信じる気なんて更々無いけど。 「なぁ!そんなことより名前は?俺は中川瞬、シュンて呼んで」 そんなことよりって…おい。 「浅川陸」 ため息が出てくる。 「怒ってんの?俺だって被害者だし!恋人にさ浮気されて、仕返しにこっちも浮気してやろーって、声かけて引っ掛かったのがアンタの恋人だったってわけ」 「元ね!元恋人っ!アンタじゃなくて陸。…でも、浮気する奴も最低だけど、仕返しに浮気するのもどうかと思うけど…」 「恋人いるのに、そーゆうことするのってどんな気分かなって。」 .
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