草創の言葉。-いまならまにあうはずだから-

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消え入りそうだ 君が 呟く唇すら見えないから この手を当てることすら出来ない 体温すら 取り戻せないなら 僕の肩にもたれかかって良いから どんな顔して泣いてるの? 僕と同じ傷口なの? そっと色褪せた写真と同じなの? 遠回りでも良いから 世界が素晴らしいと思える日がくると良い。 僕は何をしてあげられる? 僕は何をしてあげられた? 想い出なんてないけれど 記憶なんてないけれど 僕には未来しかないんだって 思い知らされるばかりだけど 今を諦める事が 未来を諦める事だって気付いたから 君にそうしてほしくないんだ。 神様なんていないから 届かないだろう? 僕がどんなに守りたくたって思っても 届かないんだろう? だから僕がそう思ってる事だけでも 気付いてほしいんだ。 君が傷付くと僕が泣くから 僕に少し、 少しだけで良いから。 太陽になれたらッて思うんだ。 叫んで。 叫んで。 届けて。 夢と共に眠っていられない日々と 夜を恐れる僕を。  
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