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籐太「やったー!!詩鳴様、早く早く!」
詩鳴「籐太、走ってはいけませんよ」
言った側から籐太は女性にぶつかってしまった。
翔馬「あ~あ・・・仕方ねえな全く、チョロチョロするからぶつかるんだよ!」
籐太「ごめんなさい!」
すると女性達は優しく籐太を諭した。
春華「坊や、大丈夫?」
夏澄「こんな人混みで走っちゃ駄目だよ!」
秋穂「そうよ、気を付けなきゃ!」
冬魅「いい子ね、次はやっちゃ駄目よ」
そう言うと女性達は籐太の頭を撫でて歩き去って行った。
周嘉「あれは・・・!
確か藤堂の4姉妹ではないか?」
詩鳴「知っているのですか?」
周嘉「はい、藤堂影虎の娘達でいずれも才色兼備の持ち主です。
しかし女性であるため採用試験には入っておりませんでした。
彼女達から異議申し立てがありましたが、現在軍師殿と検討中で御座います!」
詩鳴「藤堂影虎というと父上の重臣でしたね。
確か先の大戦で重傷を負ったため退役したと聞いていましたが」
周嘉「その通りです、今では街で塾を開き若者の育成に取り組んでいます。
先日も会いましたがその時に娘達を推挙しておりました」
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