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城に戻った詩鳴は流星の下を訪れた、藤堂影虎の娘達を登用するためであった。
流星「これは詩鳴様、このような所にお越しとは何か御用で御座いますか?」
詩鳴「はい、採用試験の事です。
周嘉から聞いたのですが藤堂影虎には優れた娘達がいるのを知っていますか?」
流星は詩鳴の意図を察した、そしてなぜ反対するのか理由を説いたのである。
流星「知っております、優れた才能の持ち主達です。
しかし残念ながら女性です、彼女達を登用する訳にはいきません!」
詩鳴「何故ですか?今ほど優れた人材が欲しい時に?」
流星「女は男と違い現実的です、忠誠という点で不安要素となります!
そのうえ情けに流されやすく、敵方に恋などされれば厄介な問題となります!」
詩鳴「しかし全ての女性がそうとは言い切れません!
中には気骨のある女性も居るでしょう、身分や生い立ちを問わずに採用するのが人の活かし方ではないのですか?」
流星「確かにその通りです、ですが余りに理想ではありませんか?
私は女性を使うなど現実的には難しいと思えてなりません!」
詩鳴「流星・・・・・・
ならば試してみましょう、それで駄目なら女性の登用は諦めます!」
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