第二章 採用試験

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秋穂「待って!私も行くわ!」 冬魅「私も!」 流星「待て!お前達は試験を放棄するのか!? 言っておくが二度と試験は行わんぞ!!」 夏澄「上等だ!!」 春華「父親を見捨てるくらいなら結構です!!」 秋穂「父親の命に代えられないわ!!」 冬魅「お父様を助けたい!」 4姉妹は席を立つと父親を救うために出て行ってしまった。 流星「全く・・・だから女は情に流されやすいんだよ・・・」 4姉妹は城を出ると影虎を救うため馬を飛ばした。 すると城門で意外な人物を目にした、それは盗賊にさらわれたハズの影虎だった。 横には詩鳴が立っており、4姉妹に厳しい視線を送っていた。 春華「な、なぜ?」 夏澄「さらわれたんじゃ・・・」 秋穂「どういうこと?」 冬魅「お父様・・・」 4姉妹は訳がわからず立ち尽くしている、すると背後から流星の声が聞こえた。 流星「これが本当の試験、【忠誠心】と【状況判断】の試験だ!!」 春華「何ですって!?」 夏澄「騙したのか!!」 秋穂「やり方が汚いわ!!」 冬魅「酷い!!」 4姉妹は流星に対し口々に怒りをぶつけた、すると流星はキッと睨みつけ彼女達を一喝したのである。
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