第二十八章 結婚 前編

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詩鳴は次々と指示を出した、適材適所に人材を振り分け鳳英の統治を円滑に進めたのである。 詩鳴「紫電はリオン、アルバート、リンクを教育し、将として軍を任せられる様に鍛錬して下さい!」 紫電「お任せ下さい!」 詩鳴「リオン、アルバート、リンク、貴方達には中堅武将として軍に貢献して頂きます! 三名とも期待していますよ!」 リオン・アルバート・リンク「期待に背きません!!」 詩鳴「皆の力で鳳英を新しく生まれ変わらせます! 才能を存分に発揮し職務に励んで下さい!」 臣下一同「ははっ!!」 こうして鳳英は瞬く間に安定していった、すでに優れた統制機構を構築していたため統治は円滑に進んだのである。 ユアンは平北の統制機構を目の当たりにして感嘆した、そして恐れ入ったのだった。 ユアン「人材育成のみならず統制機構も見事、流星の才能は底知れないな・・・」 そして逆に詩鳴達はユアンの働きに感嘆した、優れた男という認識はあったが群を抜いた働きを見せたからである。 ユアンは人心の安定のみならず統制機構の整備、内政の立案、戦略の協議など多才な才能を見せた。 そのため鳳英の統治は思いの外早く進み、詩鳴達はユアンに一目置いたのだった。 詩鳴「ユアンの才能は素晴らしいですね、正直驚きました」 詩鳴はユアンを褒め称えた、しかし流星は当然という風に答えたのである。
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