1464人が本棚に入れています
本棚に追加
詩鳴「ならば治安は程なく解決しますね。
あとは復興と人材ですが、どのような状況ですか?」
周嘉「人材採用には孔延が当たっております。
なにぶん仕官希望者が多く、才能のある者を探し出すのに苦労しているようです」
流星「しかし今後を考えると人材は多い方が良い、才能のある者が居てくれれば良いが・・・」
詩鳴「こればかりはどうにもなりません、現れる事を期待しましょう。
復興状況はどうなっていますか?」
周嘉「はい、着々と進んではいますが以前の状態には程遠い状況です」
流星「なにしろ牙獲はありとあらゆる物を戦の為に奪い去り、人民に残った物は身一つという有り様ですから・・・」
周嘉「幸い伝染病が流行らなかったのが救いでした。
もし病が広がっていれば被害は甚大だったでしょう」
詩鳴「そうですね、生きていればやり直す事が出来ます。
それは私が身を持って体験した事でもありますから!」
一時は牙獲に監禁され、明日をも知れぬ命だった詩鳴は深くそう思っていた。
周嘉「しかし復興には時間以上に莫大な資金が必要です。
すでに資金も底をつき始めております!」
最初のコメントを投稿しよう!