第一章 新しい船出

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流星「商人達に通商の権利を売るのです。 権利を持った商人には平北国で自由な商いを許し、更に税金を1割軽減させるのです。 契約も年次契約とすれば恒久的な財源となります!」 周嘉「なるほど、税金が軽減されるのは商人にとって魅力的です! しかも新しく商いが出来るようになれば税収入も多く増える事でしょう、そうなれば減税分など軽く回収できるはずです!」 詩鳴「なるほど、人々も恩恵を受けられますし雇用の促進にもなりますね」 流星「その通りです、ただし不正や間者行為をした者は権利を剥奪し、港のみの売買しか出来なくします。 特に我々に不利益な行為をすれば国外追放にするのです!」 周嘉「たしかに、商人は現実主義者が多いですから効果は高いでしょう!」 流星「左様、更に我々に利益のある情報をもたらせば賞するのです。 賞される事で己の株が上がり、平北国での信頼性が上がるため商いがやりやすくなりましょう。 そうなれば商人達は必死になって情報をかき集めて来るでしょう、我々は労せずして情報を手に入れる事が出来ます!」 詩鳴「さすが流星、見事な提案です! 直ちに実行いたしましょう!」
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