第一章 新しい船出

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流星の提案は直ちに実行された。 商人「本当に自由に商いをしてもいいのですか?」 周嘉「左様、ただし厳しい規則を守ることが条件です!」 商人「勿論で御座います!それで商いが出来るのであれば喜んで購入いたします!!」 商人達は大喜びして権利を購入し、平北国のあちこちで外国の商品を売りまくったのである。 商人には外国人も多く、そのため多様な文化が平北国に入ってきていた。 その結果、もたらされた金額は莫大なものとなり、完全に資金難は解消されたのであった。 人々は働き場を手に入れ暮らしが豊かになり、どんどん経済は活性化していったのである。 また商人達によってもたらされた情報は非常に多く、流星にとって貴重な情報源となっていた。 詩鳴「これで経済的な問題も心配要りませんね」 周嘉「はい、思った以上の効果が出ております。 流通が増えた事で恩恵に預かる物も多く、多様な文化が入った事が良い刺激になったようです!」 流星「商人達からもたらされる情報も多く御座います。 特に商人ならではの情報網があり、我々が知り得ぬ事を詳しく調べられるため重宝しております!」 詩鳴「これでひとまず国内は安定したと思って良いでしょう。 次は人材ですね、確か孔延が採用に当たっているはずですが?」 周嘉「はい、希望者は多いのですが才ある者は見つかっておりません」
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