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中身を調べても俺のものしかないのは言うまでもない。 しかし、奥底に2つ折りにされた紙が1枚あったので、俺は開いてみた。 「少し抜けてるおバカさん!感謝しなよー」 読み終えた瞬間、そのまま2枚に破いてゴミ箱に捨てたのもまた言うまでもない。 「なんじゃこりゃ」 「超おもしれーじゃん!」 とは言うものの、拾ってもらったことにはしっかり感謝した後の話だった。 とりあえず誰が拾ったかを調べるために、学校が終わるとまたあの桜の木に向かうことにした。
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