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「……レナ、違うんだよ…」
なんだかとっても悲しそうです。
「……どうしたの? 何かあったの…?」
とても心配そうなレナ。
「……この間、村の長老に呼び出されたんだ…」
レナは、ハッとしました。
「……俺、15歳になっただろ…」
「いい… もういい! その話しは終~わり!」
レナは大きな声で、話しをさえぎりました。
「レナ、いつかは話しをしなくちゃいけないんだ!」
「ほ、ほら… また一緒に木に登ろうよ! 最近、ずっと登ってないし……」
慌てて木の方に行こうしたレナの手を引き、自分の横に座らせました。
「レナ、今から言う事をよく聞いてくれ…」
るうくはレナの目を見つめ、優しく話しだしました。
「イヤだ! イヤだ! 聞きたくない!」
「レナ!!!」
るうくは真剣です。
レナは大人しくなりました。
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