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それから
どれだけの月日が流れたのでしょう。
あれからレナは、どうくつの事なんか忘れたように、一度もどうくつに来る事はありませんでした。
もちろんそれは、るうくも同じ……
ひとまわり大きくなった、たくましい、るうくの胸の中には、涙でいっぱいのレナがいました。
「ただいま! 待たせてごめんな……」
「おかえり…… 全然待ってなんかないよ~だ!」
「この、泣き虫レ~ナ!」
「……るうくのばかっ!」
むかしむかしの物語
THE END
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