大きなモミの木の下で

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「ほら! 捕まえた!!!」 枝にちょこんと座る2人。 「すっごぉ~い! 私たちの村が全部見える~!!!」 レナは大興奮です。 「ほら! あれがレナの家で、こっちが俺の家だよ。」 「近いと思ってたのに、あんなに離れてるんだ~……」 「……なんかよくわからないけど、レナの家は水系だろ? …で、俺の家は火系。 反対の妖精だから、離れて暮らしてんだって… この間、村の長老が教えてくれた」 「へ~んなの! るうくと私はこんなに仲良しなのに……」 「ホント、変だね……」 「そんなの、そんなの、気にっしない♪ 気にしないったら、気にしない~♪」 「なんだよ? その歌…?」 「うふふ♪ 気にしないの歌♪」
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