17人が本棚に入れています
本棚に追加
「ご、ごめん! レナ! お願いだから泣かないで…」
とっても困り顔のるうく…
レナの頭を優しくさすりながら言いました。
「…だって… だって… るうくが… エーン!」
「ホントにごめんよ! もう絶対、泣き虫なんて言わないから…」
「うそ! また絶対言うんだから…」
「絶対、絶対言わないから、お願いだから顔を上げて…」
「…ホントに、もう言わない…?」
「ああ! 絶対言わない!」
るうくは口を一文字にして、はっきりと言いました。
「じゃあ、約束…」
そう言うと、レナはうつむいたまま、そっと小指をつきだしました。
最初のコメントを投稿しよう!