揺らめく春風と共に

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それから毎日、私は学校が終わるとサクが待っている桜の木へ向かった。 「また、今日も来たのかよ」 「何、言ってるの?当たり前でしょ? 私は歌が上手くなりたいの。 サクは私の先生なんだからしっかり教えてよね。 せーんせ!!」 サクは少し照れ笑いをした後に、私に腹なんとか呼吸って言うを教えてくれた。 なんとか呼吸って言うのはお腹を膨らませて胸の部分は膨らませないでお腹から声を出すとか 「怒鳴るんじゃないよっ! それはただ大きい声出してるだけ」 「えーだってお腹から声出すと大きな声が出ちゃうもん」 「やり方としてはあってるからもっと姿勢を良くして」 サクはなんだかんだ優しく教えてくれる。 言葉はきついけど。
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