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でも、今年中に歌が上手くなって桜の精霊に会うのは難しいかもしれない。
もう桜が満開になっちゃう。
早く
早く桜の精霊に会わないと……
「お前はなんで桜の精霊に会いたいんだ?」
サクが私の心を読んだかのように聞いて来た。
「サクには関係ない事だよ」
「そう……」
何だか寂しそうな声でサクは答えた。
ごめんね。
でも、
サクには分からないから、
私がどうしても叶えたい願いも
私がどういう状況なのかも
きっと話をしたら学校の皆と一緒の態度を取るから
サクにはそんな態度取ってほしくないもの。
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