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「ねぇ、あんた知ってる? 桜の木の伝説」
「知ってる! この街じゃ有名じゃない。
だけど皆信じてないけどね」
伝説の桜の木がある、そんな伝説良くある話。
またこの小さな町にも似たような話があった。
桜が満開に咲く前、八分咲きの頃に、桜の木の前で歌うと桜の精が現れる。
その精霊と出会えるとなんでも願いが叶う。
皆は信じないかもしれないけど、私はその伝説を信じている。
「だけど、その話しには続きがあってね」
「続き? 何それ」
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